毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

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2016-01-01から1年間の記事一覧

とほ徒歩トホホ

歩くことで 私たちはあっというまに 太古の世界に戻ることができなる。 自動車や電車を使って1時間もあれば行けた場所が、 一日を要する遠い場所に変わる。 服装や持ち物も考えなくてはいけない。 一日歩き続ければ喉も乾けば汗も出る。 腹だって減るだろう…

一度切りであるということ

一度切りであるということについて考えている。 これを考えるようになったのは、我が家の猫たちの生き方や、動物に関する本などから学んだからであった。 動物たちの生き方は、まさに一度切りの事象の積み重ねである。親子の関係にしても、他の個体との関係…

野生の世界

【残酷な狩りの動画を下部に埋め込んであります。】 愛嬌のある犬のような動物(リカオン)が、 かわいらしい声をあげながら 生きた獲物の肉を食いちぎる。 群れを作る動物たちは、 息の根を止めるのではなく、 草食獣の下腹部あたりに噛みつき、 生きた獲物…

生きた証

人は自分が生きた証を欲しがる。 私は思う。 証を欲しがるのは 人が偽りの生を生きるようになったからなのだと。 アマゾンの先住民は知っている。 人は何もなさずともよいのだということを。 (『人間が好き―アマゾン先住民からの伝言』) いや、人は何もな…

お金がなくては生活できない社会をつくりあげよう

金融の仕組みを作った勢力は、人々が金に依存しなくなっては困るから、あらゆる手段で金への依存を高めている。 ・かつては村民であれば誰でも無料で落ち葉や下草を利用できた、藩主の所有する林を廃して利用できなくしてしまおう。 ・広葉樹の森のままにす…

人口爆発も資源枯渇も怖くないー人類の長い歴史とワクチン接種

人は大型霊長類として、一定のなわばりの中を、離合集散可能な群れを作って移動しながら暮らしていました。この時代、散在する食料などの資源を巡って移動する生活は、個体を抑制し、大規模で全面的な闘争は起きにくい状態にありました。 水産資源の利用によ…

抽象概念は詐欺師への第一歩

言葉という不完全で癖の強い道具と付き合っているうちに 私たち人類は勘ちがい野郎になってしまった。 たとえば猫たちなら決して持たないであろう抽象概念を 私たちはこの世の真実を反映した言葉なのだと 思い込むようになってしまった。 私たちは、神、正義…

文明の支配者はヒトの本来の生き方を否定して、ヒトから搾取する

私たちが本来の生き方をしている間、 私たちは余剰生産物を生みださない。 個体数を増やすこともなければ 経済発展することもない。 貯蓄もなければ 老後や病気に備えることもない。 私たちは動物として 裸体のまま過ごし、 動物として遊び、 動物として子を…

食べられる山野草+昆虫+魚+一部栽培植物(『本多勝一はこんなものを食べてきた』より)

■おなじみの山野草に加え、まだまだある食べられる野山の恵み■ 食べられる野草についてネットを調べているうちに、どのページも同じような内容になっている一方で、この本『本多勝一はこんなものを食べてきた』に登場した植物の多くは記載がないことに気付き…

独占ということ

農耕を開始した人類の中で 土地を独占した者が王と呼ばれるようになった。 貨幣という概念が誕生したとき、 実効性を持つ通貨を発行できる者は、 原価との差益を独占することで、 農耕とは次元の違う富を独占するようになった。 今、独占は、あらゆる分野に…

人類延命の鍵は、人は動物なのだと確認することにある

記事:思い出そう―森で生まれた私たち 冬の山に一人で登った日、 雪は頂上付近でもせいぜい30cmくらいで 下山だけなら駐車場まで1時間弱の山ではあっても、 私はいつになく緊張しながら足を進めた。 それは、命の確かさを感じた一日だった。 生きるという…

トヨタも東電もMicrosoftもGoogleも、「支配者」の意図の下で育つ

車を売りたくても道路や法が整備されていなければ売ることはできない。 電気を売りたくても、法が整備されていなければ鉄塔を建てることもできない。 コンピュータを売りたくても、法で禁じられていれば売ることはできない。 検索機能を売りたくても、法で禁…

「思い出そう 森で生まれた私たち」(ジョン・レノン イマジン)

「思い出そう 森で生まれた私たち」(ジョン・レノン イマジン) この詩は、ジョン レノンのImagineの歌詞に独自の視点を加えて訳したものです。 ジョン レノンの思い描いた本当の世界が、服を着てピアノを弾いている人たちの世界であったとすると、私の思い…

ジョギングの危険性、吸気吸収

ジョギングの提唱者ジム・フィックスは、52歳で亡くなりました。 マラソンは健康を”増進”しない -ダーレオーエン選手の突然死から、スポーツを考える: やっとこ! ー武術と強さと健康とー 残念ながら、ジョギングも危ない。有名な話だが、ジョギングの提唱者…

植え込まれた価値観に縛られるということ(馬鹿の壁)

私は何とバカだったのだろうか。 あの話もこの話も、全部でたらめのトンデモだと思い込んでいた。 最初に聞いたのは、エイズ人造ウィルス説だ。 有色人種にだけ有害なウィルスを実験室で作って散布したというのだ。 そんな都合のよいウィルスなど作れるわけ…

魂が泣いている

自然と調和した暮らしを目指して 多くの先人たちがいる。 森の生活 ウォールデン ヤナの森の生活 僕はお金を使わずに生きることにした アニミズムという希望―講演録・琉球大学の五日間 税金のない国 ラコタ共和国 仮に「挑戦者」としておこう。 一方で自然と…

何のために生きているのだろう

長寿や乳幼児死亡率の低下はよいことなのだろうか。 長寿社会は、多くの高齢者を少数の労働人口で支える状態が一時的ではなくずっと続くことを意味する。 乳幼児死亡率の低下は、たとえば4人中2人が生き残って遺伝子を残していた状況を2人中2人が生き残る状…

なぜ人類は今回に限って文明を生んだのか/文明はヒトを幸せにしたのか

現生人類であるホモサピエンス以前の人類は文明を生まなかった。 ホモサピエンスも誕生以降の9割を超える期間は、 旧態依然の暮らしを続けてきた。 なぜ、1万5千年前に終わった最終氷期の後にだけ 文明が生れたのだろう。 今回はその理由を探ってみたい。 ホ…

野生の食べ物だけが体によいのだが

いつもありがとうございます。 さて、私は、ヒトの本来のありかたを探る作業を続けているわけですが、多くの本を読むことで見えてきたことがあります。それは、肉が良いとか果物が良いとか以前の問題として、現在普通に手に入る食べ物はほとんど体に悪いとい…

肉体について

肉体は鍛えれば強くなり、子孫たちにも受け継がれていく。 楽をすれば衰え、子孫たちにも受け継がれていく。 (本質を見れば獲得形質も遺伝すると考えてよい) たとえば、サバンナの草食獣たちは肉食獣を恐れて 2時間ほどしか寝ないのかもしれないが 睡眠不…

目覚め

命の真実を知らないままで過ごしてきた日々 命は慈悲に包まれた柔らかな存在であった。 天寿を全うし安らかに永遠の眠りにつくことが命の本来の姿であるとどこかで思い込んでいた。 この思い込みが誤っていることを教えてくれたのは、動物たちであり、人類学…

言葉について考える(神、共産主義、民主主義、福祉、国家、平和、人類)

猫たちと暮らしていると 言葉などいらないことを思い知らされる。 交尾、子育て、なわばり争い。 人との関係の作り方。 相手のあるさまざまな活動を、 言葉のない世界で遂行しながら 全体として見れば、 ほどよい状態が保たれている。 猫たちは言葉を持たず…

文明には支配者がいる

古代シュメールから連綿と続くという 人類支配者の系譜。 それを信じるか信じないかはともかく、 「民主主義」という言葉のまやかしから覚めてみれば、 文明の歴史は常に少数の支配者と大多数の被支配者の歴史であった。 多くの人が一顧だにしない陰謀論が暴…

風邪薬を飲まず、靴下をはかず、扇風機もエアコンも使わないこと

風邪を引けば当たり前のように飲んでいた風邪薬を 妻の薦めで服用しないで過ごしてみた。 服用した場合とまったく同じ経過をたどって完治した。 自分の体に対する信頼感が生まれた。 昨年の冬、靴下なしで過ごしてみた。 一年で足の皮膚が随分厚みを増した。…

『本当は怖い動物の子育て』

動物の世界は過酷です。 豊かな世界を維持したければ個体数を制限しなければならない。 自分の子を確実に残したければ、育ちそうにない子、育てられない子の命は救えない。 平等に乳を与えることよりも、特定の子を優遇することで、 生き残りのチャンスを少…

生物と「豊かさ」

『アボリジナル オーストラリアに生きた先住民族の知恵』より アボリジナル・グループのほとんどが、介助を必要とする仲間を看護できなかったことは、彼らの豊かな暮らしの欠陥のひとつといってよかろう。だがその比較的高い死亡率は、おそらく彼らの豊かな…

クマから逃げてはいけない理由

一般人の撮影したアフリカの動物たちの動画がアップロードされるようになって、肉食獣たちの素顔を知ることができるようになりました。 そのような動画を見て行くと、肉食動物たちは、自分の身の安全をできるだけ保ちながら狩りをし、草食動物たちも比較的安…

「個体数の増えすぎ」という課題

動物たちは限られた資源の中で種を維持するための習性を身に着けている。 食べ物や異性という資源を得るために縄張りを持って、 個体数を制限し、資源の枯渇を防いでいる。 冷酷なように見えても、 子どもを追いだし、 侵入者と戦うのは、 そうしなれけば種…

猫の個性

猫にも個性があります。 しかも、人の個性に似ています。 ウチの三匹の猫たちは、るびりん、はな、くろ。 るびりんがお母さんで、はなとくろはどちらもるびりんの子です。 るびりんが2歳3か月、はなとくろは1歳ちょうど。 るびりんは、芸能人でいえば、長…

ヒトの生きる道

動物とヒトは違うか。 動物とヒトは一切違わない。 裸になり、言葉を話し、手を使い、家を建て、都市を作ったヒト。 ヒトの歴史を振り返ってみよう。 サルの仲間がイモを主食とすることで別の種への道を歩き始めた。 イモを掘るために道具を使うことで親指が…

話題のダイエット方法