毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

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2016-01-01から1年間の記事一覧

動物の自己暗示

ライオンに言わせれば、一日三食食べる必要はないし、肉も生で食べれば野菜を食べる必要はないそうだ。→「動物的思考のすすめ。動物目線で考えると健康的な生き方が出来るかもしれない。 | とらっぷる」 同じようなことは、病気やケガの治療にも言えるのでは…

ヒト

最初は目も口も鼻も持たなかった生物が、 目や口や鼻を持つようになったのは、 当然のことだろう。 光を感知できれば、 光を感知できない生物よりも 有利なことが多いだろうから。 口や鼻も同様に、生存のために有利だったから 発達したのだろう。 知能や心…

本来の姿を思い出そう

人は 小規模な群れを作り、 定住せず、 乱交であり、 裸体を恥じず、 耕さず、 動物を飼わず、 穀物を食べず、 子どもをしからず 平均寿命は短く 生殖能力を高齢まで維持し その日暮らしであり 老いれば死を受け入れる。 ヒトにとって幸福かどうかを決めるの…

税金のない国 ラコタ共和国

「アメリカ合州国」で2007年の暮れに、 「ラコタ共和国」が分離・独立し、新国家として新年を迎え、世界に承認を求めました。 1868年、ララミー砦で、アメリカ政府はスー族国家連合に対して、一帯を「スー族固有の土地」として保有を条約で確約しま…

キリストの本心―農耕を禁ず?

明日のことを思いわずらうな。空の鳥を見よ。彼らは種を蒔くことも刈り入れることも、納屋に貯めることもしないのに、神はよくしてくださるのだから。あなた方によくしてくださらないはずがあろうか? 『イシュマエル』220ページ 私たちが農耕を開始すれば、…

人生にとって大切なもの

名著紹介『幸せな旅立ちを約束します 看取り士』人生を幸せに締めくくるために 書評『幸せな旅立ちを約束します 看取り士』 資格をとること。生活費を稼ぐこと。海外旅行やスポーツ観戦を楽しむこと。ビッグプロジェクトに携わること。親孝行をすること。子…

子育てにおける最初の三年間の重要性/養育者との安定した関係

名著紹介『豚と精霊 ライフサイクルの人類学』 書評『豚と精霊 ライフサイクルの人類学』「子供にとって決定的に重要な最初の三年のあいだ、ムブティの母親はいつも子供と緊密な接触をたもちながら、ふたりでひとつの存在であるかのようにすべてをわかちあっ…

自然界を見て

命のあるうちに遊ぼう 命のあるうちに子をもうけよう 若い時代を楽しもう 命を謳歌しよう 運命には抗わず 理想を掲げず ただ生きていこう 病や死を恐れて 保険や備えばかりに生きていては 生きている意味自体がなくなってしまう。 人は、理想を求めて 自ら進…

『自己暗示』

先入観を捨てて調べて見れば、素晴らしい才能とみなすこともできる能力であった。 さらに言えば、映像や言葉を扱い、影響を受ける私たちにとって、不可欠な知識の一つでもあった。 書評『自己暗示』

のどかな暮らし

職人たちが仕事をするときは 商品価値にではなく 出来上がりに腐心します。 熱心になりすぎたときには 気晴らしにでかけもします。 人夫たちは声を合わせて唄をうたい、 一節の終わりに限って力を込めて仕事を進めていきます。 宿では、 夜の間に鳥にとられ…

「本能」を野放しにしないためには教育が必要であるという嘘

たまたま、最近読んだ本に同じような内容が記されていた。 一冊は、『光り輝く未来が、沖永良部島にあった!』である。 山折哲雄先生の著書『ひとり達人のススメ』(主婦の友社、2012年)に、「人間は飼い馴らさないと野生化する」という内容の文章が載…

農耕から世界統一政府へ

農耕民バンツー語族が、森を怖がらなくなり、森に入って木を切り倒すようになったことで、4000年前の古代エジプト時代から知られていた 森の狩猟採集者ピグミーたちが危機にさらされている。 飢えを救うつもりの農耕は動物たちの住処を奪い、狩猟採集者たち…

オオカミに育てられた少女

教育の重要性を説くために、広く教えられてきた「オオカミに育てられた少女」アマラとカマラ。どうやら、二人は精神障害を抱えたいた子どもたちであり、キリスト教伝道師ジョセフ・シングによる創作がかなり入った話であったらしい。 私も、学生時代にこの話…

歌/音楽の危険性

私たちにとって歌や音楽とはどのようなものであったのか。 ハチミツ採取や狩りの後に歌うムブチ ピグミーの歌 バカ ピグミーの水ドラム ズニ インディアンの踊り ブッシュマン ヤノマミの歌(3分10秒あたりから) アボリジニの歌 しばらく、これらの歌や音楽…

暮し方

ナミブ砂漠の狩猟採集者サン(昔、映画で有名になった「ブッシュマン」と同じ) 温かい気候のように見えるが、気温は10度以下に下がることもある。 学校も、会社も、お金もいらない中で、 気心の知れた人々と季節の移り変わりに合わせて暮らすということが …

『人間が好き』

人間は鳥のように 静かに地球を 通りすぎていくことができます どうして 自分の足跡を記念碑などの形にして 残そうとするのでしょう 人間をふくむ宇宙そのものが すばらしく 偉大な創造物なのに (95ページ) 生と死 死ぬときも 生まれたときと同じように な…

ヒトの一生

女は20歳ほどで第一子を生み、 4年ほどはこの子と密着して過ごす。 二人目が生まれるのは25歳頃である。 こうして、第3子、第4子を産み、 第4子との密着生活を終えるのは、 40歳近くになってからである。 4人の子のうち一人は幼くして亡くなり、 もう一人…

自給自足の原点

自給自足を考えて 狩猟と解体に行き着いた女性がいます。 畠山千春さんです。 chiharuh.jp 『わたし、解体はじめました』 私は、千春さんが自給自足を考えて狩猟採集に行き着いたところに共感しました。 こうして、関心を持ち始めたところ、 他にも狩猟採集…

『平和ってなんだろう―「軍隊をすてた国」コスタリカから考える (岩波ジュニア新書)』を読んで

さまざまな動機から戦争に導きたい人々によって強い影響を受けている日本。 参考になりそうな内容が書かれていることを期待して、岩波書店の 『平和ってなんだろう―「軍隊をすてた国」コスタリカから考える (岩波ジュニア新書)』を読んでみた。 積極的非武装…

私が影響を受け続けている20冊の本

本の選び方を変えた2年半前から、昨日までに読み終えた本の中から、 何度も思い出す、強い影響を受けている本たちをご紹介します。 1.『治療という幻想―障害の医療からみえること』 医療行為そのものが人間にとってとても恐ろしいことがらだったのではないか…

植物を育てたり、動物を飼ったりしてはいけない理由(わけ)

私たちには渋みや苦みが強すぎる果実を カラハリのサン(ブッシュマン)たちは食べることができる。 私たちには堅過ぎる野草も ゴリラは食べることができる。 私たちは食べやすい野菜を育てることで 肉体を衰えさせた。 さらに、経済性を追求した結果は 栄養…

母文明によって植え込まれた思い込みを暴いてくれるのが人類学なのだ

『アナーキスト人類学のための断章』には、次のように書かれている。 アナーキスト人類学のための断章 作者: デヴィッドグレーバー,高祖岩三郎 出版社/メーカー: 以文社 発売日: 2006/10/31 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 44回 この商品を含むブログ…

無益

日々を生きることで 子孫たちに 強靭な肉体や 知性を伝えていくことができていた私たち。 電気が 自動車が 医療が 農業が 子孫に財産ではなく 負債を残すことになっていく。 エゴイストたちが大金を握る世界で、 大衆もまた 「これが人類の進歩だ」とうそぶ…

ヒトは命の流れを止めている

「あふりかのたいこ」を久しぶりに読んだ。 どうぶつをみなごろしにするふらんすじんから逃れた動物たちが 集まっている場所は、「池」と小川のある広場だ。 この池の水を順番に飲む動物たちの姿を見て、 ふらんすじんは言う。 「いのちの あるものは、いき…

「思いこまされる」世界を抜けて

虚構:ライオンは百獣の王である 実態は、 →一度に何頭も子を生まなければ種を維持できず →大きな図体(ずうたい)を維持するために食料に苦労し →ドロボー族やサン族に獲物を横取りされ →ハイエナの獲物を奪い →オスはメスを守るというよりはメスの群れに寄…

石で遊んだ思い出

アフリカに住む小さい人たち、ピグミーの子どもの遊びを知って、* 彼らの遊びは野球やバレーボールなどとは違い 競ったり、争ったりする遊びではないことを知りました。 皆で協力して木をしならせ、 リズムを合わせて飛び上がったり、 大人の真似をして弓矢…

猫は人を「無駄に大きい猫」と思っていた!

spotlight-media.jp この記事によると、猫は飼い主のことを、どういうわけか大きくなりすぎてしまった同族の猫だと思っているそうだ。我が家の3匹の猫たちはどうかというと、同族とは思っていないふしはあるものの、同族との関わり方を拡張して人間たちと関…

レイヨウを飼うライオン

ライオンが狩猟をやめて 牧畜を始めることを想像してみよう。 しかも、土地を囲って、牧場を作り、 レイヨウたちをせっせと世話しているところを 想像してみよう。 「おぞましい」と感じられないだろうか。 人間はこれと同じことをしながら 人間のほうが動物…

猫なんて(親が)呼んでも来ない

動物はけっこう融通を利かせていきている 子猫は親猫が一生懸命呼んでいても聞きはしない。 好き勝手に遊んだり、居眠りを決め込んだりしている。 呼び声への反応がプログラムされているわけではないのだ。 オオカミたちは繁殖ペアとその兄弟や子供たちで群…

農とは何であったか

奇跡のりんごで有名な木村さんは 栽培に行き詰まり山中で自殺しようとしたとき、 立派に実をならせるりんご(見間違いで実際にはどんぐり)を見つけ、 農薬もかけないのに育つ不思議を感じたことから 自然農のりんご栽培を成功させるきっかけを得たそうです…

話題のダイエット方法