おかしいな
環境保護活動のために、ビン類の回収が義務付けられた。そのとたんにあの有名なグローバル飲料企業はビンからペットボトルに切り替えた。この行為を批判するマスコミ記事を見た覚えがない。
いま、多くの公共施設には、このグローバル企業の自販機がおかれている。どうして良識のない企業の製品だけが、公共施設で扱われるのか不思議である。
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本はもともと定価で販売することになっている。「再販制度(=再販売価格維持制度)」があって、値引き販売は禁じられている。しかし、あのみんなの大好きな熱帯雨林は、本の販売価格を変えないまでも、送料を無料化することによって、事実上、割引販売を開始した。その結果として、マーケットシェアを得た。けれど、やはりグローバル企業が批判されることはなく、かえって、宣伝するような記事ばかりが書かれたのであった。
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インターネットが普及し始めてネットリテラシーということが言われ、本名や顔、経歴を明らかにすることは、危険な行為として警告されていた。そんな折に、なぜだか、一転して、個人情報を公開するあのゆうめいグローバルSNSが頻繁に取り上げられ、利用が推奨されるようになってしまった。昨日までの話はどうなったのかという感じだった。今も残っているが、当初ほど人気を得てはいないように見える。
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同じようにSNSの一つとして普及し始めた当初、危険性を指摘されていたのが、グループを作りメッセージを交換できるアプリである。これもどういうわけか、自治体などにまで採用されて普及してしまっている。
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こうしたおかしさに答えを与えてくれるのがコロナ騒動で一体となってワクチン接種を推奨する勢力である。
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正当な疑問や、批判はすっかりと消し去られ、私たち自身のメリットのために、ワクチンを打て、グローバル企業を利用せよ、このアプリを活用せよというメッセージが繰り返し伝えられるのである。
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他につぶやくことのできるTや、写真を投稿できるI、短い動画を投稿できるTKなどがあるが、いずれも、マスメディアによるステマが繰り替えされている。そしていずれにも共通するのが、条件反射的な反応を助長するということである。Tは思想の偏りを助長し、Iは虚栄心をくすぐる。いずれも、運営者たちによる情報収集にも利用されていることだろう。
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こうした世界ができていくのは、この文明世界が少数の勢力の影響を大きく受けているからである。人は軽々しく考え、ブランドにあこがれ、楽しさを求めて、むなしく消費することを要求される。
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世の中には、貴族や王と呼ばれる人がいる。
貴族や王は、コツコツ働くことではなく、人を利用することを考える人たちである。
世界の歴史を、貴族の動きという点から見直してみると、こうした人々はどこの世界にも存在し、フランス革命やロシア革命の後も、貴族は貴族として新しい貴族と古い貴族とが手を組んで、人々を支配している。
日本でも幕末に外国との戦争に敗れた後も、貴族たちが新しい日本の支配に協力してきたのである。
民主主義といいくるめられた私たちの世界の裏には貴族たちがいて、人々に影響を与えることで、自分たちの欲望を満たしている。
その結果、特定のグローバル企業は法に罰せられることも、マスコミに批判されることもなく勢力を伸ばし、なぜか公共団体にも採用されていく。または、危険なワクチンを人々に接種させることもできることになるのである。
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アフリカのブッシュマンや北アメリカのエスキモー、アマゾンの先住民など、自立して自由に生きてきた人々が文明に組み込まれていくときに起きることが文明の本質を示す。文明は、自然の中で生きることをできなくして、人工環境に頼り、労働に勤しむのか、そうした生き方に適応できずに(無価値として)死んでいくかを選ばせる。これによって貴族たちは労働力や資源豊かな土地を得るのである。
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貴族たちは何をどう考えるかを知らなければ、文明社会の正体は見えてこない。そして、コロナ報道にころりとだまされることになってしまうのだ。