自然に生きる狩猟採集者たちは、
文明社会に取り込まれて、
完全に姿を消そうとしている。
すべて無償で得られた世界がなくなり、
子孫を残していくためには、
グローバル資本家・金融家が運営する国家や企業に勤務して
それなりの収入を得る必要のある
世界ができあがった。
経済が変動するたびに個人事業や中小企業はツブレ、
法律ができるたびに、大企業でなければ生き残りが難しくなっていく。
あらゆる国は、巨大企業だけを利するように国を動かし、
マスコミも、国際資本の配下に入ろうとしない企業に不利益となる情報を流す。
カネのいいなりとなる民だけが、それなりの所得を得て、子孫を残すことのできる世界が完成した。
カネと決別する以外にここから脱却するすべはない。