毎日出てゐる青い空

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へそ曲がり読書のすすめ

みんな、もっと非常識な本を読もうよと声を大にしていいたい。

 

教科書によく出てくるような人が書いた本や、

テレビで何度も取り上げられるような本を読んでも、

視野は広がらない。

正気を疑われるような本を読んで初めて

視野が広がり、自分の思考の狭さに気づくことができるのだから。

 

しかし、本を読めば真実がわかると言っているのではないことを

最初にお断りしておきたい。

真実がわかるのではなく、当たり前だと考えていたことが

さまざまな説の一つにすぎないことがわかってくるといいたいのだ。

 

 

たとえば、明治維新を知るのに司馬遼太郎を読む必要はない。

『墓標は語る』、『逝きし世の面影』などをお勧めしたい。

明治は日本を決してよくはしなかったのではないか、

国家は道具にすぎないのではないかということが見えてくるだろう。

 

たとえば、経済について知るのに『国富論』を読む必要はない。

『金融の仕組みはすべてロスチャイルドが作った』をお勧めしたい。

今の仕組みがたいへん矛盾に満ちていることに気づくだろう。

 

たとえば、マスコミについて知るのに『職業としての政治』を読む必要はない。

『偽情報退散 お金とマスコミは人の幸せをこうして食べている』をお勧めしたい。

マスコミに期待することの馬鹿らしさが見えてくるだろう。

 

たとえば、医療や教育によって発展途上国を救うのだという枠組みに変えて、

医療も教育もかえって人を不幸にしているのではないかという視点から

本を選んでみたい。ワクチンの重要性を説く本ではなく危険性を説く本を

読みたい。教育によって救われる話ではなく、教育によって不幸になる話

を読みたい。

 

たとえば、人類は文明を捨てることなどできないという思い込みを捨てて、

文明を捨てたほうが幸せなのかもしれないし、それが実現可能なのだという

前提で本を選び、読んでみたい。

 

このような視点を持って本と向き合ったとき、

世の中には余りに多くの読む必要のない本があふれており、

そのような本ばかりがベストセラーになっていることに気づく。

 

なぜなら、私たちに与えられる情報は、

取捨選択された情報であり、無意識のうちに

現在の社会の価値観を肯定していくように編成されているからである。

そして、その価値観は決して普遍的でも真実でもないのである。

 

私たちが視野を広げるためには、

独自の視点から本を選ぶ必要があるが

その一歩目となるのは

有名な本、売れている本を避け、世間一般で認められていることとは

逆の価値観を投げかける本を選ぶことである。

 

テレビや新聞が北朝鮮や中国の脅威をあおっているなら

朝鮮や中国との友好的な歴史を題材にする本を選んでみたり、

白人の脅威を説く本を選んでみたりすることである。

 

日本の政治の後進性が批判されているようなら、

白人たちの政治を批判する本を選んでみることである。

 

未開社会を救おうとする本よりは、

未開社会から学ぼうとする本を選んでみることである。

 

読むべき本との出会いが格段に増えていくことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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