毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

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2017-01-01から1年間の記事一覧

脳が発達し、事実を観測して、アニミズムが滅び、人がヒトでいられなくなる

ヒトの脳が他の動物たちよりも発達しているのは事実であるらしい。 脳 脳の発達は、視覚の発達を伴って周辺の状況を確認する能力を上げる作用や、個体識別と複数個体による協力を可能にする作用、道具を操る能力、言語能力などをもたらしたようである。私た…

超高層ビル群 変る景色が意味するものは...

漢字やひらがなで名前の書かれた店の入居する温かみのある建物が立て替えられて、英字で名前の書かれた店ばかり入居するガラス張りの冷たい超高層ビルになる。テレビや新聞は新しい超高層ビルが開業するたびに華々しい出発を報道する。 資本が投下されて超高…

生きること自体が不合理なのだ

『人間に未来はあるか』は、現代をBiological time bombといい、時限爆弾が爆発するように生物学に基づいた科学技術の発展が爆発的に進み出す時期がまもなくくるところで、どのように対処すればよいのかを問うている。 たとえば、何十年も前に死亡した男性の…

ソシュールおよびレヴィ=ストロースと言語学、人類学、生物学、人類史

私はホモ・サピエンスに代わる概念としてホモ・ラングアを提唱したが、すでにおなじことを主張していた人物(私の嫌いなレヴィ=ストロース)がおり、彼によるとホモ・ロクエンスと名づけるのが正当らしい。 それはそうと、 言語学を言語学として学ぶことは…

はかない生

社会に貢献すること 夢をかなえること 大勢の人が葬式に列席するような立派な人物になること お金持ちになること そんなことが大事だと思い込んでいるのは、 生と死を意識しない環境に投げ込まれているからではないだろうか。 動物たちは 母と子の密接な時間…

「変わらない」ことを前提に生きる

共産主義を信じ、 小泉改革を信じ、 果てはニュータイプ(ファースト・ガンダム)を信じる。 奴隷制や植民地支配の時代、 子どもの間引きや姥捨ての時代、 いけにえや人身御供の時代が 過去のものとなったことを信じる。 人は、自分よりほんの少し前に生きて…

言葉が「明日」や「昨日」を作り、「大地」や「大空」を作る

「「ことば」の課外授業」を読んだ。 面白い話が書いてあった。 人間は、音声だけ、ことばだけで、自分が直接知覚できない世界のことを、他人に伝えることができるというのである。「いま池袋でこんなことをやっている」とか「大阪では今、面白いイベントを…

ホモサピエンスは進化した動物ではなく逸脱した動物ホモリングア

『はだかの起原』は、人がはだかになったのはハダカデバネズミやハダカオヒキコウモリ同様、突然変異が起きたことが原因であり、同時に言葉を話す能力を得たと推測している。その推測が正しいかどうかは別として、人が言葉を話す能力を得たのは、ホモサピエ…

青少年の閲覧にふさわしくない記事

社会秩序を守り、 よい国民として勤勉労働に励み、 しっかり、健康保険料と年金と税金を納め、 国際資本家たちにとって都合のよい世界システムの一員として 今を受け入れて生きる。 そんな価値観を押しつける内容であれば、 「青少年の閲覧にふさわしい」の…

理想と現実

穀物や芋を加工して炭水化物を多く摂取するようになって、人のあごは退化してしまった。日本で言えば、縄文人まではまだ丈夫なあごをしていたのだが、水田耕作が盛んになるとともに、あごが退化し、上の歯が前に飛び出すようになってしまったのだった。私た…

アニミズム/自然神/工業神―人/民/パーフェクトヒューマン

『治療という幻想』には、神について記述されている(260~261ページ)。 「初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった」 数千年前、自然神はこのことばを現在の人間に受肉させたというのが、古い思想である。そして、奇妙はことに…

マスコミの恐ろしさ

マスコミは恐ろしい どのような人々にあこがれればよいのかを示唆してくることがおそろしい 楽しい時間を与えてくれる仲間のように振る舞っていることがおそろしい おしゃべりを一方的に続ける人のように考える隙を与えないことがおそろしい 事実関係を確認…

文明化によって人の本来の生き方ができなくなっているという圧倒的事実

人が人として生きるためには、生後三年間の養育者との安定した関係が必要である(農耕を知らない間、人の出産間隔は長く、これが可能だった)。この三年間に十分に愛着することで、オキシトシンの分泌があり、人は愛を知るのである(『愛は化学物質だった!…

カネのことを真剣に考えたら、人類史が見えたという極めて重要なお話

人類史は、遊動する狩猟採集者→定住した狩猟採集民→支配者と農産物納税者→支配者と金銭納税者の歴史 遊動する狩猟採集者 人の本来の生き方は、大型霊長類の一種であることや、歩くことに適した身体を持つこと、大脳が発達することを前提とすれば、群れを作っ…

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