毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

ホームページ>るびりん書林別館
Twitter@goone3toshi
「Amazon.co.jpアソシエイト」

飼い猫にひっかかれる

ウチの四匹の猫のうち、

クロネコはあまり慣れておらず

抱くことができません。

 

まだほんの赤ちゃん猫のとき、

移動させようとしている途中で

手から落としてしまったことが

恐怖感として染みついていているのかもしれません。

 

クロネコを捕まえようとすると、

私たちでさえ平気でひっかいてくるので、

無理に捕まえることはできません。

(かといって、撫ぜてやるともっとぜるようせがんだり

腹が減っているとエサをねだってすりすりしたりするので

まったく慣れていないわけではありません)

 

他の猫たちはそんなことはなく、

猫が寝ているところを移動させようとして

持ちあげたりしても短く鳴いていやだというくらいで

結局はおとなしく移動させてくれます。

 

猫たちは

私たちのことを

ひっかいてはいけない相手なのだと知っています。

 

私はそこに不思議を感じます。

 

また、猫は決してかわいいだけの動物ではなく、

小動物たちにとっては残忍で恐ろしい存在です。

 

その一方で、こうした心の動きも持っています。

 

進化の過程の中で、

その場しのぎ的に

または実務的に

ときには残忍になり

ときには相手を見て気配りをする

という心が成長してきたのでしょう。

 

そしてそれは私たちの心にも言えることなのでしょう。

 

「生き物はみんな友達だ」というのも嘘なら

「野生動物は獰猛だ」というのも嘘で、

両方を含みながらしかしどちらにもならない状態を

続けるのが進化の生み出した心の動きなのでしょう。

 

動きたがらない猫を抱き抱えようとするたびに

猫の気配りを感じていたので、

少し考えてみました。

 

 

 

話題のダイエット方法