毎日出てゐる青い空

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まとめ

人間は、労働に比例して生産量が増える農耕や保存食作りを知って以来、

人を働かせて搾取しようとする者たちによって支配されてきた。

 

支配のために宗教が発明された。

 

支配の範囲、強さは、支配の経費と直接関係し、

技術の進歩に伴って強大化してきた。

 

 

現代社会の諸相は、この原理によって説明でき、

科学技術を発展させることは

絶対的な支配権力に結びつくことを示している。

 

イルミナティフリーメーソンなどと呼ばれる人々は

数千年前に起源を持ち、15世紀以降の

技術の発展によって支配の範囲を広げ、力を増した。

 

 

一方、人はどのような存在であるかという問いに対しては

どこまでも動物として生きる存在であると答えることができる。

人間を動物と区別する根拠はなく、

動物的に暮らして満足できるのが人間である。

 

動物であるからこそ、物理的条件が許せば、

どこまでも支配を広げようとしてしまうのが

人間という存在だ。

 

 

遠い昔、支配者が登場してから、

人間は動物的な生き方を否定するように教え込まれた。

また、共感能力、愛など、支配の実態を隠し、

争いを避けるための価値観を教えこまれた。

 

 

もちろん、人間は、愛情を持ち、

他人の苦労や成功に涙を流し、

喜びを分かち合うことができる。

しかし、徳のある人物による

愛のある政治を長期間続けられるような

理想的な存在では絶対にない。

 

 

 

ではどうすれば人間は生きていけるのかと言えば、

1万5千年前まで続けてきた生活に戻ればよい。

狩猟採集民が残り、幸わせに暮らしていることは、

そのような生活が耐えられないほどひどい生活ではないことを

証明している。

 

 

物理的な存在として長い歴史の末に生まれた人間は、

肉体の変化によって環境に適応していく以外の適応方法を選べば

自己矛盾を起こして滅びてしまう。

 

 

また、どこまでも動物である人間は、

科学技術をすすめるほど、資源の消費を拡大するしかなく、

やはり物質として存在できなくなっていく。

 

 

 

本来の姿から離れた人間は

愛情を持って子育てできる環境も失いつつあり、

精神的にも破滅に近づいている。

 

 

 

人間にとっての課題は、

意識を持ってしまった人間が

どうすれば、運命を受け入れるたくましさを

持てるかなのだろうと思う。

この課題の答えを教えてくれるのがピダハンたちなのかもしれない。

 

 

 

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