悪と正義を意図的に描き分けて戦争へと導く
ウクライナ情勢と東チモール独立運動は事実上、同じ出来事である。
現地で実際に起きていることは、
資本家の後ろ盾を受けた勢力が、
独立運動を起こしているという事象であったとしよう。
これを正当な独立運動として描くのか、
不当な反政府活動であるとして描くのかは、
マスコミと独立運動の両方に資金を提供している人々の都合によって決まる。
東チモールのように独立をさせたい場合には、
全世界的に正当な独立運動として報じられる。
ウクライナのように紛争を作り出したいときには、
どちらか一方の勢力に偏った2種類の情報を流すことになるのである。
そして人々は正義と悪が対立していると信じ込み、
正義のための戦争に賛同していくことになってしまう。
こうして、言葉を使うことで、戦争が作られ、国際金融資本がその戦争を利用して
社会を作り替え、金を儲けることで、現代の歴史が作られてきたのである。