子猫が跳ぶ
子猫は跳ぶ
足元を確かめ
距離を確かめ
着地点の様子を確かめて
誰に教わるともなく
日々の実践の中から
確認項目を覚え
自分の力を覚え
生活に活かしていく
人はいつしか
実践よりも理論に重みをおくようになり
ただ実践を繰り返すことで得られる
生きた知識の存在すら
忘れかけている
人はさまざまな価値観を持ち
宗教、政治、哲学などの概念を覚えて
対立していく
しかし、実際には、言語化を必要としない
体で覚える知識だけが本物なのかもしれない
対立を生むことも
誤解を生むこともない
生きるために本当に役に立つ
知識なのかもしれない
食事を工夫すること
体を動かすこと
着衣や寝具に気を配って
体の調子を整える暮らしをすること
これらの実践によって
人の本来の生き方が見えてくるではないだろうか