毎日出てゐる青い空

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人生の生き方は本当は変わっていない

昔の人は、成長が遅く、今と比べて2才くらい遅れていたはず。

性の成熟

 明治から大正にかけて女性の初潮の早発化はあってもゆっくりしたスピードであった。しかし大正末期から現在までは一貫して性成熟の早発化が進行している(戦争の遅れを除けば)。思春期前に急速に身長が伸びる時期の年齢も明治以降しだいに若年化に向かっている(発育加速化現象)。明治時代の初潮年齢は14.7歳と記録されているが,現在では12.4歳までになり,2.3年も弱年化している。

歯の豆辞典より

 

一方で、かつての社会では、初婚年齢は若く、初潮を迎えて数年のうちに結婚し、出産を迎えるような状況だった。家の猫が出産したときもそうだし、未開社会を見渡してもそうだ。女性は、性的に成熟したとなると、早速に結婚して、子を産むというのが生物のリズムだった。

 

ところが、現在の社会では、性成熟が早まる一方で、初婚年齢はどんどん遅くなり、初潮を迎えてから十数年もの間、結婚しないのが普通になっている。平均寿命も延び、健康で過ごせる期間も長くなったのだから当たり前なのだという考え方もあるが、私には、そうは思えない。

 

企業の都合に合わせて作られた食品を食べ、医療マフィアの都合に合わせた医療を受け、月々光熱費を支払って水や電気を提供されることが、人の生き方を大きく変えたのだが、それはすべて、そうした生き方をさせることで儲ける人々のたくらみの結果でしかないからである。

 

いつも言うことだが、文明は人を本来の生き方から遠ざけた。子どもの遊び場はなく、自然から遠ざかり、仕事や資格取得や、与えられた娯楽の消費にいそしんで一生を終える。

 

本来であれば、栄養価ばかり高い食べ物ではなく、原料に近い食べ物を食べてゆっくり育ち、性成熟から間もなくして結婚、子育てを経験し、少ない資源を消費して、生きることができていた。

 

健康で怠け者でなければ、だれにも雇われることなく生きていくことができるのが、生命の本来の世界であった。

 

動物たちは、そうしていき、そうして死んでいる。

 

私たちだけが、カネの奴隷となり、カネを生む人々の下僕となって、不自然な生き方を強制される。カネが発明された当時から、人はカネを受けいれることを拒んでいたのだが、粘り強い導入の取り組みが繰り返されて遂にカネを受け入れた結果が今である。ワクチンや輸血にしても、当初の反発こそが自然であり、今は不自然な状態であるといえる。

 

時計もカレンダーもなく、畑を耕すことも、動物を飼うこともしなかった時代が、人の音本当の時代である。

 

そこには、私たちに不自然な生き方を強制する支配者はいない。

 

 

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