身近な茂みに蛇が潜み、キツネがウサギを狙い、シカの声も聞こえてくる
人が自然を支配できると考え始めたとき、人は、人に支配される結果を招いてしまった。あらゆる命がカネの力で支配される世界が生まれてしまった。
今、人は、最終局面を前に、本当の幸せが何であるかを悟った。
それは、自然に合わせて生きていくことであり、自然に支配される中で、命を人の支配から解放し、自らの命も自由にすることである。
老いも病も、治療の対象ではなく、自然の運命に任せて生きる。
カネを捨て、言葉の力を極限まで弱めて、自然の支配に身をゆだねる。
電気も農業も捨て、日々生きること困難な挑戦となり、自体が充実感を与えてくれるような自然の世界こそが、本当の幸せである。