毎日出てゐる青い空

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人間は幸せにならないようにできている

Yahooニュースを見ていたら、清水ミチコの記事に面白いことが書かれていた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/72b0cd621c237cd2697dd10aa1134029701b5f23?page=2

ガムのように噛み続ける「人間は幸せにならないようにできている」という言葉

 

この話と関係するのかどうかわからないが、人の本来のあり方を考えてみると、人も含め、生命は、幸せにならないのが当たり前なんだなという結論に行き着く。

 

生命の自然な状態というのは、他の生命とせめぎあい、他の生命を資源としながら、運が良ければ子孫を残すが、基本的に短命であり、幸せであるように思えても、不幸が待ち構えている状態である。

 

この100年ほどの間に、人は乳幼児死亡率をうんと低下させ、老年期になる前に命を落とす人も随分減って、信じられないほど平均寿命が延びた。ただ、これは、生命のあり方としては不自然であり、この先長く続くとは到底信じられない状況である。人類の平均寿命は縄文時代も江戸時代もさほど変わらず、チンパンジーやゴリラであっても、大差ないような状況が続いていた。

 

この部分を除けば、子を亡くす親も珍しくなければ、夫婦のどちらかが若くして亡くなり、再婚相手を迎えるような状況も多かったはずである。70歳を超えるまで生きる人も少なく、生命は、自然な状態であれば、多くの不幸に囲まれており、幸せにならないようにできているといってよいだろう。

 

生命は幸せにならないようにできている。けれど生命は、その事実に頓着せずに進んでいく。

 

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