お人よしの日本人には放射能汚染食品を与えておけ
東日本大震災の後、根拠もなく大幅に緩められた放射性物質の基準に従い、サバがタイに輸出されるようになった。この話を聞いた時、ひどいことをするものだと思ったものだが、結末といえば、缶詰に加工されて日本に戻り、「鯖缶ブーム」が作られたのだった。
お人よしになるように教え込まれた日本人には以前のチェルノブイリ事故でも、同じように汚染ミルクや汚染小麦、オリーブなどを与えられている。そのときもマスメディアはイタメシブームを作り上げていたのだった。
チェルノブイリ後に起きていたことを当時の私は知らず、4、5年前に知ったのだが、世界的に有名なインスタントコーヒーメーカーもわざわざ日本向けにそのような原材料を使ったのだと聞き、それ以降、このメーカーの商品を極力避けるようにしている。
今調べてみると、そうした事実は確認できなかったが、粉ミルクの提供に関してかつてから何度も問題を起こしているという記事はネット上でも確認できた。
このメーカーに限らず、今大手スーパーの棚で広い面積を与えられて販売されている商品のメーカーにまともな企業は一つもないと言っていいと私は考えている。何しろ、ここ連日指摘しているように、この文明社会は狡い人びとが主導して作り上げ、彼らに利益をもたらすように構築されているのだから、彼らとは相いれない思想を持つ消費者想いのメーカーが伸びる余地はないのである。
人のことを悪く思いたくないという気持ちはわからなくはないが、それではカモにされるだけなのが、この文明社会なのだ。