毎日出てゐる青い空

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「凶悪犯と同じようなメンタリティを持った人々が文明社会を作り上げた」と想定すべき

日本や世界で起きた凶悪犯罪に関する動画を作ってYoutubeに投稿している人たちがいます。チャンネルは特定しませんが、いくつもあるので、「尼崎事件」「埼玉 愛犬家」「山口母子殺人事件」などで検索すれば見つかります。気分のよいことではないですが、これらを初めとするいくつかの凶悪事件について動画を見ていただければと思います。

 

私は、これまであまりこうした事件について詳しく知らなかったのですが、いくつもの事件に関する動画を見ていくうちに、次第に思い浮かんできた考えがありました。それは、こうした事件を起こした犯人と似たようなメンタリティを持つ人々こそが、文明社会を作り上げてきたのではないかということです。

 

民主主義だとか、魂の進歩だという幻想を捨てて、いったん問題意識を持って文明社会の正体を探ろうとしてみると、この文明社会は悪意に基づいて構築されたものであることが見えてきます。私たちは文明の恩恵を享受していますが、その恩恵は、この悪意にとって利益となる範囲においてだけ与えられています。

 

たとえば、地方裁判所高等裁判所最高裁判所という3段階が用意されている司法制度は、最高裁の裁判官として任命される人物、つまり出世させる裁判官を、文明を作りあげた凶悪犯たちに反抗しない者だけに限るようにするための仕組みであると見ることができます。

 

国という枠組みはあっても、凶悪犯たちの整備した国際機関をその上位において、国際機関によって定められた規範を守らざるを得なくしておけば国家は意味をなくします。

 

明治や戦後につくられた様々な法律は、環境の保護や地方自治を優先するのではなく、凶悪犯たちの経済活動を促進するように定められています。そうして生じた不都合のしりぬぐいは広く庶民に押し付けられます。

 

そのようなありとあらゆる工夫が文明社会には施されているということが、この視点をいったん手にいれると次々と見えてくるのです。

 

 

多くの人は、かつての私がそうであったように、そんなはずはないと考えたくなるでしょう。そうしたときに、最初にあげたような凶悪な事件を起こした犯人たちを思い返して欲しいのです。

 

 

ジョン=レノンは「The world is dominated by madman(世界は狂人によって支配されている)」といいました。このmadmanを具体的に想像するのに最適なのが、凶悪犯罪の犯人たちです。もちろん、ぴったり同じであるとはいいませんが、重なる部分は極めて大きいと思われます。他者を自らの歪んだ欲望を満たすための道具にすぎないと考えている人たちが、自分たちの利益のために文明社会を作り上げた。人類史とは、こうしたメンタリティを持った人たちの影響力が強まっていく一方の歴史なのではないでしょうか。そして、特に、ルネッサンスの頃に影響力を強め始めた一派が、地球全体を覆ったのが現代であるということができそうに私は思います。

 

 

 

 

 

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