毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

ホームページ>るびりん書林別館
Twitter@goone3toshi
「Amazon.co.jpアソシエイト」

私は今の若い人たちよりも先にこの世を去れて幸せだ

私の50年の人生を振り返ると、

一番良い時代は、祖父母の時代だったのだと感じる。

戦争もあり苦労もしたけれど、

大家族の中で、

60歳にもなれば引退を決め込んで

十分な年金ももらい

楽しく老後を送っていた。

 

父母の時代になると、

核家族化が進んで同居が減り、

子どもたちも生活が大変になって、

老人も定年後も働かなければならなくなった。

それでも、年金が出るおかでげ

頻繁に旅行にこそいけないが

苦しい暮らしでもないのだった。

 

私たちの時代は厳しさが増している。

正社員が減り、

年金の額が減り、

支給開始年齢が遅くなって、

老いた体を使って稼ぐしかなくなっている。

それでもまだバブルを経験しているだけ

ましかもしれない。

 

下の世代は可愛そうに思う。

正社員になれなければ

一生低収入であることが確定し、

格差が拡大する中で

かつてよりもずっと

みじめさを感じながら生きていかなくてはいけない。

 

しかも、

社会はどんどん国際化させられて

日本人の地位は国内でも低下していくだろう。

 

このすべてを招いたのは、

民主主義や個人の権利、自由な生き方というお題目だ。

 

少し前まで平気で奴隷貿易をさんざんやらかしていた

人々が急に改悛などするはずもなく、

やり方をかえただけなのだ。

 

気づいてみればよい。

日本国民の年金を持ち去ったのは誰なのか。

貿易の不平等が維持され続けるのはなぜなのか。

言論人が怖くて批判できない相手は誰なのか。

 

 

学校教育やマスコミがある限り

人々は現状を肯定する情報ばかりを受け取って信じ込むため、

状況の改善は見込めないだろう。

 

何しろ、本当のことは決して伝えることができないように

管理されているのが教育やマスコミなのだから。

 

 

奴隷として使われ、生き残るためには主人に迎合していくしかなかった

黒人たち。

私たちが置かれている立場もそれと大差ないのだ。

生き残り、子孫を残すためには、母国語を捨て、迎合していくしかないのだ。

 

私たちとは外見の大きく違う

外国人たちによる支配がさらにあからさまになって

日本人の暮らしがさらに惨めになる前に

この世を去れることを若い人たちに対して

申し訳なく思う。

 

可能性があるとすれば、

欧米に有利に作られている制度の廃止を主張したり、

地域の独立性こそが民主的な社会の前提なのだという当然の事実を指摘する

日本人があらわれ、

マスコミや学校教育の廃止を主張できるようになったときだろう。

 

日本の若者にはまだそれに気づく聡明さがあると

私は期待はしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話題のダイエット方法