毎日出てゐる青い空

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目覚め

命の真実を
知らないままで
過ごしてきた日々

 

命は慈悲に包まれた
柔らかな存在であった。

 

 

天寿を全うし
安らかに永遠の眠りにつくことが
命の本来の姿であると
どこかで思い込んでいた。

 

 

 

 

 

この思い込みが誤っていることを
教えてくれたのは、
動物たちであり、
人類学であり、
陰謀論に基づく文明論った。

 

 

ドール、リカオンなど
群れで狩るイヌ科動物たちは
獲物を絶命させる術を知らず
思い思いに獲物にかみついては
肉を食いちぎっていく。

 

餌食となる動物は
生きたまま少しずつ肉を噛み取られて
いくのだ。

 

残酷な光景だが、
これがこの世の生の事実でもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが
生命を謳歌するということは
このような世界の中で
はかない生を生きるということである。

 

 

 

疲れを知らないように遊ぶ子ども時代。
私たちは肉体を通じて心を成長させていく。

肉体的にも精神的にも充実した中で
子育てに勤しむ成年時代。
人生の最良のときである。

 

肉体が衰える老年期。
もう長居は無用だ。
十分楽しみ、運よく今日まで生きてきたのだ。
もうこの世を去るときである。

 

 

 

このような本来の生を過ごすためには、
学校に行く時間も
会社に行く時間も
存在してはいけなかった。

 

狩猟採集者たちのように
生きていかなければならなかった。

 

 

老後の楽しみを期待するのではなく
今を楽しむしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

目覚めてみれば、
私たちは
どこまで行っても動物だった。

 

 

 

「飢えをなくそう」
「病気をなくそう」
「助け合おう」

 

 

生物として
絶対に実現できず
実現しようとすることも許されない
夢に挑戦した人類は、

 

格差を作り
文明の支配者を作り
ついに
世界中が支配者の手中に収められようとしている。

 

 

 

 

 

 

目覚めてみれば
本来のあり方を否定したことが
この悪夢の始まりだったのだ。

 

 

 

 

 

本来の暮らしに戻ろう。
ヒトがヒトらしくいられた、
狩猟採集者たちの暮らしに戻ろう。

 

 

そのとき、
ヒトは最も幸せなのだ。

 

 

 

参考文献

サバンナの動物親子に学ぶ

 

動物も人も死を避けるために、いろいろ工夫をします。 しかし、その工夫は「生」全体のあくまで一部なのです。 そんなことばかり工夫していては、「生」の楽しみを忘れて しまいます。 死はせつないけれども、必要なもの、大切なものなのです。 いまこそ、私たち人間は、「生」と「死」を見つめ直す時間 なのかもしれません。

 

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