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毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

ホームページ>るびりん書林別館
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言葉について考える(神、共産主義、民主主義、福祉、国家、平和、人類)

猫たちと暮らしていると

言葉などいらないことを思い知らされる。

 

交尾、子育て、なわばり争い。

人との関係の作り方。

 

相手のあるさまざまな活動を、

言葉のない世界で遂行しながら

全体として見れば、

ほどよい状態が保たれている。

 

猫たちは言葉を持たず、

言葉によって教わることなく、

体験から学ぶことや、

体の声を聞くことで

自分の取るべき行動を決めていく。

 

義務や権利、道徳や倫理、

正義や悪といった判断に基づいてではなく

ただ、実情に応じて

逃げたり、戦ったり、

甘えたり、怒ったり、

舐めあったりしている。

 

すべての個体が

その個体なりの経験を積み、

その個体なりに答えを出して

生きており、

こうしなければいけないという

基準は一切存在していない。

 

それだけのことなのに

結局のところ

全体としては

問題のない状況が

維持されていく。

 

ちょうど、

体全体のことを知る細胞は

一つとして存在せず

どの細胞も

それぞれの役割を果たしているだけなのに

結局は体全体が調和を保って機能する

肉体と同じようである。

 

このような言葉のいらない

世界を知った上で、

人間の世界を振り返ると、

「言葉」が人間界を

救いのない状況にしていることがわかってくる。

 

 

猫たちが

個体ごとに

導き出す答えは

常に土台があって

導かれた答えである。

 

親子だからとか

飼主だからとか

異種だからという

判断基準はない。

 

人はどうだろう。

 

猫たちのように

経験に学び

体からの声に耳を傾ける代わりに

人間は動物とは違うのだとか、

現代人は以前の人間とは違うのだとか、

道徳が必要だとか決めつけていく。

 

それだけではない。

言葉は人を共謀させ、

脅迫し、

法で縛りもする。

 

本来のヒトのあり方を知っていくことで

見えてくるのは、

言葉によって作りあげられた社会が、

自然界に生きる以上の

苦痛を私たちに与えているという事実だ。

 

自然界の影響の強い生き方をしている間、

言葉はそれほど大きな影響を持たなかった。

 

言葉が作りあげる世界よりも、

自然界の影響のほうが強いために、

人は何とか現実を受け入れて暮らしていた。

 

間引きも姥捨ても、

独裁者の暗殺も

当然のことと考えていた。

 

今は違う。

言葉で作られた世界に

「法」があって

現実の世界にある

無言の法は無視されている。

 

たとえば、

共産主義キリスト教

人と動物の違いは労働にあるという。

義務教育でも労働は国民の義務であると教える。

 

宗教や人間性を信じる者が

この言葉に嘘があると受け入れることは

とてつもなく困難である。

 

しかし、

言葉の世界は

そんなものばかりにあふれている。

 

 

言葉がない世界で

総体的にいえば何も問題がなかった

人類は、

言葉を持ったことで

真実から遠ざかり、

動物らしく

本来らしく

生きることを許されなくなっていく。

 

 

言葉が 

ヒトを

ヒトではなくしていく。 

 

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