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毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

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キリストの本心―農耕を禁ず?

明日のことを思いわずらうな。空の鳥を見よ。彼らは種を蒔くことも刈り入れることも、納屋に貯めることもしないのに、神はよくしてくださるのだから。あなた方によくしてくださらないはずがあろうか?

『イシュマエル』220ページ

 

私たちが農耕を開始すれば、明日のことを思いわずらわなければならない日々が訪れる。あなたの植えた苗はあなたのものとなり、あなたの耕した土地はあなたのものとなり、土地を持たない者は飢えていく。

 

一面の水田は、異常気象が起きればとたんに飢饉に陥ることを示し、見渡す限りの畑は、野草もジビエも収穫できない土地を表す。

 

ノラネコを保護し去勢も避妊もせずに飼い続ければとめどなく増えることと同じことが、食料の生産と、「思いやり」の心によって発生し、侵略や環境破壊、住環境の悪化を招く。

 

イシュマエルもジョン・ゼルザンも何も突拍子もないことを言っているのではなく、『世界が人に属している』かのように農業に励み、命の尊さや思いやりばかりを真実であると思い込む私たち農耕民のあり方のほうが、突拍子もなく非現実的なあり方なのだ。

 

人類学の本を読まないことが人の目を曇らせている。

 

 

書評『イシュマエル―ヒトに、まだ希望はあるか』 

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