農耕から世界統一政府へ
農耕民バンツー語族が、森を怖がらなくなり、
森に入って木を切り倒すようになったことで、
4000年前の古代エジプト時代から知られていた
森の狩猟採集者ピグミーたちが
危機にさらされている。
飢えを救うつもりの農耕は
動物たちの住処を奪い、
狩猟採集者たちの住処を奪って、
人間の利用する土地と生き物だけの生き残る場所に
地球を変えていく。
しかし、狩猟採集者が姿を消した世界では、
次に姿を消していくのは、
農耕民たちであろう。
ユニフォームに身を包み
お仕着せの娯楽を楽しみ
与えられた食餌に満足し、
支配者たちの意図をくみ取って
生きる者たちだけが生存を許される世界がやって来る。