「思いこまされる」世界を抜けて
虚構:ライオンは百獣の王である
実態は、
→一度に何頭も子を生まなければ種を維持できず
→大きな図体(ずうたい)を維持するために食料に苦労し
→ドロボー族やサン族に獲物を横取りされ
→ハイエナの獲物を奪い
→オスはメスを守るというよりはメスの群れに寄生するような存在でしかない。
虚構:猫は敵に見つからないために子育て中に巣を移動する
実態は、
→子どもの成長に合わせて移動しているらしい
虚構:優れた人物がリーダーになる
実態は、
→自己顕示欲の強い人物
→網元のように手段を独占した人物
→「利子」を考えつくような人物がリーダーになる
私たちの住む現代社会は、
人間は他の動物たちとは違う存在であり、
優れたリーダーによって理想に近づくことのできる存在であり、
なんだかんだで昔よりはよくなっていっている、
といった価値観を持つように
情報を提供してくる。
世界を悪くしているのは
一部の邪悪な敵たちなのだと思いこませ、
人類が理想を追求することが
ヒトという素晴らしい存在が生まれた
意味なのだと思い込ませる。
そのような情報を提供する学説や、小説、映画などだけが広く流通する。
しかし、それは、
事実ではない。
事実に気づくには、
「思いこまされた」世界から抜け出す必要があるのだ。