レイヨウを飼うライオン
ライオンが狩猟をやめて
牧畜を始めることを想像してみよう。
しかも、土地を囲って、牧場を作り、
レイヨウたちをせっせと世話しているところを
想像してみよう。
「おぞましい」と感じられないだろうか。
人間はこれと同じことをしながら
人間のほうが動物よりも高尚な精神を持ち
やがて神の世界に近づくとうそぶいている。
とんでもない。
人間はただおぞましい行為を重ねているにすぎない。
動物愛護など考えず
自然界に生きる野生動物を狩り
毛皮をまとう生き方こそが、
嘘のない生き方なのだ。