迷信の必要性
私たちは馬鹿で、意志薄弱で、身勝手だから、
合理的に理由を説明されても
理解できず
守れず
勝手に解釈して
自分の都合のいい行動をとっていく。
自然保護が重要だと言われて、
できるだけ環境によい行動をとろうとするが、
本当に身を切られるような犠牲を払うことはない。
そんな私たちにとって
唯一効果的な手段が迷信だ。
もし、禁を破れば
天罰が下ると言われていれば、
理屈に合わないことでも
なんとか守ろうとしていく。
きっと、
こんな仕組みに気づいた人が
遠い昔にいたんだろう。
そして、人々がてんでに我欲に走って
食料不足、環境破壊、他民族との抗争などに
至ることを防いできたのだろう。
迷信を信じなくなった
私たちの有り様は
私にこの空想の正しいことを確信させる。