毎日出てゐる青い空

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低投票率は偽民主主義の証

私の故郷は山の中の寒村です。

それだけに、町と比べて不利な点が多くあります。

 

最初にそれを痛感したのは、中学校に入学したときでした。

 

図書室に備えられている本はとても少なく、

小学校で本好きになった私には、

量も内容も満足できませんでした。

 

村には一軒だけ本屋さんがありましたが、

ここも一度も行ったことのないほど

品揃えは貧弱でした。

 

 

当時、町の人たちは、農村部の一票あたりの有権者数が少ないことを

槍玉に挙げていましたが、

なんでもかんでも、都市部から整備されていく状況をみて、

これでもまだ都市部偏重だと私は感じていました。

 

 

年月が過ぎ、陰謀論と出会って、

奴隷解放もフランス革命も歴史の教科書で教わるような

素晴らしいできごとなのではなく、

より効率的に民を支配するための変更であったことを知りました。

 

 

他方で、人類が長く続けてきた狩猟採集生活は、

人々の不平等をできるだけ低下させながら、

強制的な権力も存在しない、

実に民主的な生活であることを知りました。

 

人々は、分配と私有の制限によって平等性を保ちながら、

日々の行動そのものは、各人の希望によって自由に決定できる、

離合集散の自由度も高い、小集団を作っていました。

 

 

さまざまな反対運動が起き、

国家がこれを強制的に排除する現代社会。

画一的な教育を受ける必要があり、

勤勉労働と納税が義務とされている現代社会。

個人の自由や希望を通すことが組織のために大幅に制限される一方で、

自分の希望が通るとは期待できない現代社会。

 

その結果、あらゆる国で投票率が低下している原因は、

やはり「民主主義」という概念が偽物だったことにあるのでしょう。

 

本当に民主的な社会は、

狩猟採集社会のように、

大きな組織の側には決定権がなく、

個人のレベルに決定権を持たせる社会しかありえないのでしょう。

 

私たちは、民主主義という概念が、

支配のための道具ですぎないことを見抜き、

狩猟採集社会から学んで、

最終的な決定権を個人が持っている

状態こそを目指すべきなのではないでしょうか。

 

 

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