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毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

ホームページ>るびりん書林別館
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エゴイストの集団が民主的組織を実現する方法

人間はエゴイストだ。

 

トリクルダウンは起きず

共産主義は独裁と変わりなく

3人寄れば派閥ができる。

 

そんな人間が

民主的な社会を築くことなど

不可能だ。

 

予算の流用

情報の独占

権限の悪用。

 

民主的な社会の実現を脅かす要素はどこにでもある。

 

 

そんなエゴイスティックな存在でありながら

唯一民主的組織を実現した社会が存在する。

それも地球上に広く普遍的に存在している。

 

 

その社会はエゴイストたちが

民主的社会を築くために必要な条件を教えてくれる。

 

1. 私有の極端な制限

・たとえばナイフ一本でも私有することはうとまれ、

順に所有者を変えていくことが要求される。

 

2. 分配

・ほんのわずかな収穫であっても

集団内で広く分配することが要求される。

ただし、収穫時に口に入れることは問題視されない。

 

3. 秘密を持つことの禁止

・不倫の末に生まれた子があれば誰が親であるかも含め

一生語りつがれるような、情報開示が要求される。

ただし、それが問題視されるわけではない。

 

4. 柔軟な離合集散

・人々は人間関係の気まずさを、場所の移動によって解決する。

移動するかしないかを強制されることはない。

ただし、他の集団のテリトリーに入ることは難しい。

 

5. 権力の拒否

・人々は集団行動よりも、気ままなあり方を好み、

事情に応じて協力し、まとめ役もでてくるが、

強制力を持つことはない。

 

6. 自力で糧を得る安心

・人は信念を曲げて人に仕えることを必要とされず、

自力で生命の糧を得ることができる。

ただし、健康を害してしまえば苦しくなる。

 

 

富の集中を避け、

人間関係の固定化を避け、

情報の集中や独占を避け、

自力で食糧を得られることが

民主的な組織を実現するための

前提条件になっている。

 

 

もちろん、この特徴は、狩猟採集社会にみられる特徴、

それも遊動性の高い狩猟採集社会にみられる特徴である。

このような特徴を維持できた集団だけが

狩猟採集生活を維持できたということもできる。

 

 

人間は動物であり、

極端に利他的な個体は種を維持できない。

つまり、ある程度利己主義が勝っている個体の集団である。

 

このような人間が民主的組織を実現する方法は

実はこの狩猟採集生活者たちによる方法を

採用した1つのパターンだけなのではないか

というのが現時点の私の結論である。

 

したがって、現代社会においては、

民主的な組織は実現できないという結論が出てくる。

 

 

 

参考:■アフリカを知る事典―狩猟採集■

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