子どもたちは森に逃げ帰ります
森の民の子どもたちは
学校に通わせようとしても
いつの間にか抜け出して
森に帰ってしまう。
森の心地のよさ
森の暮らしの充実感
森の暮らしの安心感。
子らはそれを知っている。
森を出て
教室で学ぶことは
ほとんど無意味であり
ほとんど無価値である。
子どもの頃、
教室で時計ばかり見てすごしていた私も、
森の民の子どもたちにように、
学校から抜け出して、
帰ってしまえばよかったのだ。
文明が人を幸せにしていないことに
多くの人が気づいたとき、
人は森を取り戻す。
森の民、ピグミーのように。