にほんかもしか/山鳥と人の肉食
今日は、原付2種で林道を走ってきました。
対向車も来ない林道は、原付バイクでゆっくり走るのに最適です。
10キロほどの林道を走る中で、
にほんかもしか1頭と山鳥1羽に出会いました。
にほんかもしかは、牛の仲間らしい姿をしていて
少し感動しました。
日本は牛の仲間が野生で生息する土地なのでした。
山鳥は枕詞にあるように長い尾羽を見せて、
あわてて逃げていきました。
人間は本来チンパンジー、ゴリラ、オランウータン同様
果実と植物の茎葉などを中心に食べる果菜食動物のようです。
しかし、人間が分布を広げる中で
手に入れやすく腹持ちの良い肉の比重が上がってきたのでしょう。
ピダハンやサンが果実に重きを置くのではなく、
肉に重きをおいた暮らしをしていることに私は疑問を感じていました。
しかし上のように考えると辻褄が合います。
つまり、
本来の食は果菜食ですが、
木を降りて分布を広げた人間の食は肉食であるということです。
さらに、『一万年前』にあるように、ずっと後になって
人類史上初めての農耕が開始され穀物が作られるようになりました。
その結果、貧富の差が生まれ、支配者が誕生しました。
穀物食が始まってから、わずか1万数千年の間に
人間は大きな問題を作り出す存在になってしまいました。
実は人間にとって問題が大きい食は、
肉食よりも穀物食なのかもしれません。