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レジャーの中の狩猟採集

狩猟採集民の子どもの遊びに関する本を読んでいる。

 

森の小さな〈ハンター〉たち―狩猟採集民の子どもの民族誌

森の小さな〈ハンター〉たち―狩猟採集民の子どもの民族誌

 

 

狩猟採集民は、子どもを積極的に教育しないにもかかわらず、子どもは伝統を受け継いでいくという事実に着目した本だ。

 

この本を読んでいて、子どもたちの様子が少なくとも少し前の日本の子どもたちとそれほど変わらないことに気づいた。

 

子どもは、大人に監視されない中で、年長者が年少者を率いて採集や狩猟の真似事を楽しんでいる。日本で言えば、わらび採り、魚釣り、ヤス漁、ウナギの置き針、自作の弓矢の猟、ハチの巣取りなどがあてはまるだろう。

 

そう考えると、日本の大人も狩猟採集を楽しんでいる。

ぶどう狩り、いちご狩りなどのレジャー果樹園、潮干狩り、ヤナ漁の鮎の手づかみ、キノコ狩りなど。用意された場所ではあっても、狩猟採集は楽しい活動として成立している。

 

また、最近は子どもだけでなく、大人も熱中するゲーム。Gameという単語には、猟の獲物という意味もある。本来、狩猟が遊びであることを示しているのだろう。

 

このような事実があるから、私は、狩猟採集生活に戻ることをまじめに提案している。

 

人間の性質に合わないデスクワークや数字の計算、分業などより、本性にあった生活をするほうが、人間的だと考えるからである。

 

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