毎日出てゐる青い空

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首長のいない民主社会

これは、実際にあった話です。

 

村で事件が起きると、皆で集まってはなしを聴き、

どうすればよいかを検討します。

皆、事情がわかっているので、ムゲなことはしません。

 

村では誰もが自慢の酒を作り、振舞います。

 

病気になると、伝来の薬草を用いたり、ただ安静にすることによって

健康を取り戻します。

 

こどもたちは、歩けるようになると大人と同じように扱われます。

 

こどもは、失敗しながら見よう見まねで学んでいきます。

 

森に囲まれた土地にひとりで暮らすことは厳しく

乱暴者も集団から無視されるないように、

おとなしくする他ありません。

 

狩りの予定など、全員にかかわることは

全員が集まって決めます。

政治的無関心なんて、ありえません。

首長と呼ばれる存在もいません。

 

皆、自分の好きなことと生命に直接関わることだけをして

暮らしています。

 

本当は、こんな暮らしを人間はずっとしてきたはずなのです。

 

統一国家が誕生しなかったなら、

人間はずっと、このような暮らしを続けていたでしょう。

 

文明や国家の誕生が、

人間に無用な労働や、殺し合い、法律、教育、宗教、資格、学歴などを

押し付け、人間から幸せを奪いながら、

生命を育むことのできない地球に近づけていっているのでは

ないでしょうか。

 

どこかで生まれた、

他者を支配して生きることを覚えた人々が

歴史を正当化し、人間本来の生き方を否定して、

人々が覚醒するのを妨げているように思います。

 

きっと、本当に描かなくてはいけない未来図は、

自然の中で原始の人々のように

政治・医療・教育・宗教などあらゆる行為を

誰にも委ねない生き方なのだろうと

私は思います。

 

 

 

 

 

 

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