太陽のしっぽ/崖の上のポニョ
カリントボンボン さんでおもしろそうな絵本が紹介されていました。
商品紹介を読むと 「赤、青、黄、白、水色のマルと擬態語のみの絵本」とあります。
対象年齢は0~2歳。
ストーリーがなく、音の繰り返しや響きが楽しいのだそうです。
実におもしろそうです。
この絵本を知って思い出したのは、
昔、持っていた「太陽のしっぽ」というゲームです。
何が目的なのかもわからず、動きまわっていたことしか覚えていません。
でも、全体像のわからない世界をうろつきまわるのが楽しくて、
印象に残っているゲームです。
さらに共通性を感じるのが「崖の上のポニョ」です。
水の表現や、幻想的な生き物の動き、曼荼羅のような色、
豊穣を思わせる世界が好きです。
どれも意味がわからないところに魅力があります。
意味がわからないけれど、楽しいと感じ、
豊かであると感じ、自由であると感じます。
今、少し前の人々や、原始的といわれる生活をしていた人々の
暮らしを調べていて気づくのは、
生活の中に歌、踊り、芝居などの芸術が溶け込んでいることです。
きっと少し前まで、ヒトは、
このような感覚を日々の生活の中で
感じやすいように世界観を作り上げ
暮らしていたのだと思います。
分析するのではなく、
実践していくことでしか
伝わらないとても大切なものがあるのです。