毎日出てゐる青い空

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抑圧しておいて宗教と科学で馴化

毎日、曇り空ばかり眺めていると次第に気分がふさいでくる。

自然の中で生まれ、日々変化する周囲の様子を観察しながら、

自分自身の知恵と工夫で生きてきた存在であるヒトを

あるいは机に縛りつけ、あるいは脳みそをすり減らす作業に没頭させ、

あるいは単純作業を強制していると、精神が病んでくる。

 

ここで登場するのが宗教と科学。

宗教は、

労働の辛さを修行と呼び変える。

労働は人間の義務だと諭す。

来世を持ち出して慰める。

人間は動物のようになってはいけないと脅す。

終末が近づいているからだとはぐらかす。

・・・・・

科学は、

客観性を装いながら、

現在の支配体制に都合のよい解釈を撒き散らす。

「農耕を始めて生産力が向上した」

「男女同権がようやく認められた」

「医学の進歩で難病が治った」

「さらに進むことで課題は解決されていく」

 

客観的事実であると思われる物理現象でさえ、

突き詰めていくと価値観の反映であることがわかってくる。

実際の現象は同じであっても、表現の仕方は価値観によって変わってくる。

 

さまざまな現象の中から何を選び何を捨てるのか。

どのような手法を用いるのか。

得られた結果のどこに価値を置くのか。

むしろ、言語化しないでおくという選択肢はないのか。

 

こうして、科学と宗教が必要になる背景には、

人間を支配したいという欲望を持つ人々、

歴史上は王や貴族と呼ばれた人々や、

おそらくは歴史の表面にでることなく

王や貴族たちを実質的に支配してきた人々の存在がある。

 

 

 

生物として自然の中で自由に暮らすことに快感を持つ

ヒトを本来的な存在から遠ざけて縛りつけるために、

科学と宗教が利用されていく。

さらに、本来的な存在から離れたことで生じる苦悩を

癒し受け入れさせるためにも、宗教と科学が利用される。

 

 このカラクリに気づいたとき、

既存の宗教は本来の宗教ではないということや

科学が支配のための宗教の一種でしかないことが

見えてくる。

 

 日本ではいずれも文部科学省の管轄である。

 

 

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