無意識の思い込み
自分の中にあった無意識の思い込みが消えていっています。
・人間は他の動物よりも優れている
知恵を重視しすぎる価値観によって埋め込まれていただけで、人間と他の動物とに本質的な違いはないと思うようになりました。
・精神は肉体よりも素晴らしい
肉体があり、感情や感覚があって初めて精神の活動があるのあり、精神だけを崇高なものであると考えることはできないと思うようになりました。
・昔の人のほうが大変な人生だった
せいぜい明治維新以降の生活しか具体的に知らない私たちにとって、昔の人々の生活が大変だったかどうかは判断できないのではないでしょうか。
少なくとも社会に参加するために必要とされる知識や技術は今よりずっと少なく、生きるためのハードルはずっと少なかったと思われます。
また、人々は幸福を意識することなく充実した暮らしをしていたのではないでしょうか。
・西洋的価値観は優れている
少し調べてみれば、現実と大いに矛盾した認識だとわかるのに、学校教育やマスコミのせいで、どうしてもこの価値観が入り込んでしまっています。
・学校教育は必要
今のように新卒ばかり採用し、学歴が前提となる社会でなければ、 読み書きそろばんさえ教われば何も問題ないでしょう。むしろ、体制に都合のよい教育で洗脳されるだけの学校教育ならいらないはずだと思われます。
・文字のない世界は後進的
文字を使うということは、境界のない世界に境界を作り、ものごとの捉え方を限定することにもなります。これは非常に大きな弊害です。
また、文字を持たず、将来を予見したり、貸し借りを記録することなく暮らしていけば、心配ごとの少ない暮らしとなることも、ピダハンから学びました。
・映像があるほうがわかりやすい
自分で映像を再構成できるだけの文字情報を与えられたほうがずっと理解度が上がるでしょう。映像は、強烈すぎるため、相手の意図した結論に飛びついてしまう弊害のほうがずっと大きいおそれがあるように思います。
・口伝は馬鹿らしい
自分も同じように声を出し、息を継ぐことで、初めて理解できることがあります。
体を使うことによってしか伝わらないものがあるとわかってきました。
・徒弟制度は古い
弟子がひとりだちできるまで弟子の生活を世話するという優れた制度。今の西洋式の世界では、弟子を育てる余裕がなくなってしまいました。