毎日出てゐる青い空

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動的平衡とピダハンからさらに考えたこと

 

先日からピダハンの生活や、福岡伸一さんの本で知った動的平衡とどの細胞も全体のことは知らないという事実について、いろいろ考えています。

 

たとえば、次のような内容です。

 

・昔と比べると乳幼児死亡率は劇的に低下しました。

・従来なら助かる体力を持たなかった乳幼児が助かるようになりました。

・その結果、もしかしたら、従来なら耐えられた気候の変化、虫刺されなどに耐えられない人が増えて、エアコンや殺虫剤、防虫剤などが必要になったかもしれません。

・世代を追うごとに、医療の介入を必要とする乳幼児が次第に増えているのかもしれません。

・繁殖能力を持たない個体が増えて、人類は生物種として脆弱になりつつあるかもしれません。

 

人為的な介入をすればするほど、動的平衡を保つために、副作用が大きくなると仮定すれば、人間は乳幼児死亡率の高さをあるがままに受け入れることでしか、生き残れないのかもしれません。

 

子どもを亡くすことの哀しさを癒すために、以前の人間は血縁関係の強い個体同士で群れを作り、役割を分担しながら精神的安定を得ていたのかもしれません。

 

もしかすると、やはり核家族という小さな単位に多くの機能を負担させる現代社会の仕組みは、人間にとって無理な状態なのかもしれません。

ピダハンなど、乱交を受け入れている社会であれば、なおさら集団の一体感が高まるように思えます。

そうしてたくましく生き残る個体を中心に、小集団で暮らしていくことが人間本来のありかたなのかもしれません。

 

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