武士の世と律令制または民主制
封建社会で人々は身分制度や重税に苦しんだと描かれることの多い江戸時代。
先日のエントリーでも触れたように、板垣退助が民主化を進めた背景として国民皆兵化があったとすれば、逆に江戸時代は町民が安心できた時代であったと言えるかもしれない。
このように思いついたのは、この2、3日、大化の改新を扱った書物を読んでいるからである。律令制とは、土地をすべて天皇のものとし、兵役と納税を課す制度であって、特に平安という暗黒時代の背景となっていたと知り、同時に、明治維新の王政復古を大化の改新になぞらえて、それまで軽視されていた大化の改新が重要事件として扱われるようになったと知ったことから、このような連想を持ったのである。
つまるところ、徴兵制度を持つ現代の民主制とは律令制と何ら変わるところのない制度であることを示しているのではないかと思われるのである。
バカげた妄想だろうか?