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毎日出てゐる青い空

日々雑感をつづります。ホームページでは本の紹介などもしています。

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日ユ同祖論

陰謀論と呼ばれる、世界支配の仕組みを調べようとしていると必ず突き当たる議論のひとつとして日ユ同祖論がある。

 

調べてみると、歴史は意外に浅い。WIkipediaによると、明治期に貿易商として来日したスコットランド人のニコラス・マクラウド(ノーマン・マクラウド)が起源とされ、「彼の日本での英語の著作The Epitome of The Ancient History of Japan(意味は『日本古代史の縮図』 長崎日の出書房、1878年(明治11年) Illustrations to the epitome of the ancient history of Japan[2] 京都)によって始まった。」とある。

 

私は日ユ同祖論は、以下のような根拠から、捏造された議論であると考えている。

・日本にもともとそのような伝説がないこと。

ユダヤの末裔とされる秦氏の性質がユダヤ人とは似ても似つかぬこと(秦氏は実務派であり技術者であって政治家でも金融屋でもない)。

・日本語とヘブライ語の共通性といわれているものは、言語の根幹から外れたもののみであること。

・マスコミで平然と報道されること(現在日本のマスコミを支配しているのは日本人ではなく、日本人を滅ぼそうとしている人々である)。

・駐日イスラエル大使が日本語を覚えようとしないこと。

・日本は八百万の神、仏教、禅の精神に馴染んでおり、一神教の世界とは相容れないこと。

・YAP遺伝子が根拠だというが、これによって証明されたのは、古い系統の人類であるハプロタイプEが中東とアフリカに分布し、これと近縁のDがアジア、特に日本(その中でもアイヌ)と言う島嶼部と山岳部に残ったということであって、ユダヤと日本のつながりを証明するものではまったくない。人類の移動経路を示しているに過ぎず、数万年前というはるか昔のできごとにすぎないこと。

これについては、北王国の滅王(失われた10支族の由来)が紀元前722年である一方、D系統とE系統の分離が2万年以上前であることから、完全に誤った議論であることがわかる。

 

このように、根拠が薄いにも関わらず盛んに日ユ同祖論が主張され、マスコミに流れ、多数の書籍が出版されるのは、現在の支配者たちにとって都合がよいからであると思われる。

おそらくは、日本人を(支配のための宗教である)一神教に変えさせようとする意図や、紛争の種をまく意図でもあるのだろう。

いずれにせよ、日ユ同祖論を説く相手に対しては警戒感を持つほうがよいように思う。

 

 

 

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